光合成とは?
光合成とは光エネルギーを利用してATPを合成し、さらにATPのエネルギーを消費して二酸化炭素を取り入れて有機物を作りだす働きである。その際には酸素を放出する。地球上の殆どの有機物の根源となっている反応系である。
2つの反応系
光合成は2つの反応系に分けることができる。チラコイド膜での反応とストロマでの反応(カルビンベンソン回路)である。
チラコイド膜での反応-光化学反応・光リン酸化-
非常に大雑把に言うと、H2Oから電子がクロロフィルによって引き抜かれ、クロロフィルは光エネルギーを吸収して電子を放出しやすい状態となり、電子を次々に物質に伝達していく。その過程において、ATPを合成していく反応である(光化学反応について)。光エネルギーを用いて電子にエネルギーを溜める反応を光化学反応、ADPとPからATPを合成する反応を光リン酸化と呼ぶ。
カルビンベンソン回路
非常に大雑把に言うと、二酸化炭素が吸収され、エネルギーを用いてグルコースを作り出す反応である(カルビンベンソン回路について)。
光合成における反応まとめ
それぞれの反応系では複雑な化学反応が行われるが、全体をまとめると次の化学反応式となる。