ちょっとディープな生物の世界

Mechanitis polymnia(チョウ)の蛹がメタリックで美しすぎる

Mechanitis polymnia(トラフトンボマダラチョウ)の蛹です。金ぴかすぎる姿がネットで話題になりました。

下動画は羽化する様子、羽化した後の姿です。

どうして金属光沢が出るの?

蛹の内部に層構造ができていくことによって光を反射するようになるのだそうです。層と層の間には液体成分も含まれており、完全に乾燥してしまうと光沢はなくなってしまいます。しかし、水に浸すと光沢を取り戻すという現象も起こるそうです。

このように金色に見えるのは、蛹の内部に層状構造ができていくためです。上の写真は蛹の膜の断面を電子顕微鏡で撮影したものですが、黄色に見える時には厚さ20ミクロンほどだった膜の厚みは、蛹化後48時間後には40ミクロンと倍近くになります。この増えた部分には黒白の縞模様ができていて、多層膜干渉により光を反射するのです。

https://blogs.yahoo.co.jp/

3 COMMENTS

匿名

このドクチョウやマダラチョウなどのタテハチョウの仲間の蛹に金属色がでる原理って解明されてないんだろうか?
羽化際には無くなるから透明なサナギの薄皮の中にできる色だよねこれ

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です