擬態する植物
植物が擬態するケースというのは中々珍しいです。ビーオーキッドと呼ばれるオフリス属のランは花弁をハナバチのメスに似せます。羽の形やおしりの毛の付き方までそっくりです。
なぜハナバチのメスにそっくりなの?
ハナバチのオスは、メスの上に乗って交尾する習性を持っています。ビーオーキッドは花をメスと勘違いさせてオスを誘い込み、花粉を付着させます。
交尾が不完全燃焼で終わってしまったオスは、別のビーオーキッドにまた騙されて交尾をしようとします。その際に、先ほどの花粉によって受粉が成立します。