タカサゴキララマダニとは?
ダカサゴキララマダニはマダニ科キララマダニ属に属するダニの1種です。ダニは昆虫よりもサソリやクモに近い生き物です。
マダニは鋏角というハサミ状の口で宿主の皮膚を食い破り、口下片と呼ばれるギザギザの突起物を差し込んで吸血します。
マダニが最大まで血を吸った状態を「飽血(ほうけつ)」と呼び、この状態だと最初の体重の100倍にまで膨れ上がっています。タカサゴキララマダニは10円玉サイズまで大きくなります。
また、マダニはウィルスや細菌を媒介するため、吸血されないようにすることが大切です。
今朝、こんちゅう館の敷地内に若いイノシシが侵入しました。イノシシは山へ帰ったのですが、その首元には血を吸ってパンパンに膨れたタカサゴキララマダニが付いていました!10円玉と比較するとその大きさに驚きます。せっかくなので展示する予定です。#ひろこん #節足動物 #タカサゴキララマダニ pic.twitter.com/NZf7V1cGOF
— 広島市森林公園こんちゅう館 (@Hirokon_insect) August 23, 2020
歩いている映像です。もっそり動いていてかわいいです。
膨れたタカサゴキララマダニですが、こんな姿でも歩くことができます。ゆっくり移動する様子はまるで怪獣のようです!見た目はユニークですが、吸血する際SFTSという病気を媒介するので要注意。山では肌の露出を減らし、藪や茂みへ入るのは避けましょう。#ひろこん #節足動物 #タカサゴキララマダニ pic.twitter.com/Kl1C977xuJ
— 広島市森林公園こんちゅう館 (@Hirokon_insect) August 23, 2020