テッポウエビはキャビテーションの衝撃波を撃つ
テッポウエビのハサミの1つは巨大化しており、高速で閉じることによって衝撃波(破裂音)を放ちます。
ハサミを閉じることによって、時速100kmもの速さの水の流れが生じ、圧力が下がり局所的に沸騰して気泡が生じます(低圧だと低温でも沸騰します)。この現象をキャビテーションと呼びます。
キャビテーション(英: cavitation)は、液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象である。
テッポウエビの生態
ロシア極東から中国までの東アジア沿岸に生息しています。日本にもいます。
浅瀬の砂泥底に深さ数十センチほどの巣穴を掘り、つがいで生息します。この巣穴にはハゼ類が留まることもあり、テッポウエビに敵が来たことを知らせ巣穴に一緒に隠れさせてもらう共生関係が形成されていると考えられています。
雑食であり、藻類や小動物を捕食しています。天敵はクロダイやカサゴなどの肉食魚やイカやタコなどです。