ちょっとディープな生物の世界

サーバーの基本:認証サーバー・仮想サーバー・SIPサーバー

認証サーバーとは

サーバーは基本的にある特定の人に対してのみ開かれる場合が多いです。例えば、メールサーバでは、そのメールアカウントのユーザー以外がアクセスしてしまったら大変なことになります。本当にデータを渡して良い人なのか?を確かめる作業を「認証」と呼びます。

コンピュータにおける認証はユーザー名とパスワードによって行われます。しかし、例えば社内などには様々な種類のサーバーがあり、それぞれのサーバーを利用するたびに認証を行っていては非常に手間です。そのため、認証作業を一括で引き受ける認証サーバーと呼ばれるものが存在します。

認証サーバーは本人確認に必要な情報を持っており、一括で本人確認を行います。そして、各サーバーに対して本人確認の認証を行う作業を行ってくれます。

Windowsの認証システムで最も有名なのはActive Directoryです。Active Directoryを使うと一括して管理下に存在するユーザー名、パスワードを格納し、本人確認を行うことができます。

仮想サーバーとは

仮想サーバーとは一台のサーバーの中に、複数のOSをインストールし、複数のサーバー機能を実行したものです。

仮想サーバーは、一台のハードウェアで複数のサーバーがあるように動作することができます。しかし、一台の物理サーバーに多くのサーバー機能を持たせると、パフォーマンスが低下するデメリットがあります。

クラウドも仮想サーバーの一種です。クラウドサーバーも仮想化されており、ユーザーが使用する分が切り分けられて提供されています。

SIPサーバーとは

SIPサーバーとはSession Initiation Protocolという通信プロトコルを利用して、IP電話の通信機能を提供するサーバーです。

従来の電話では、電話会社の交換機へと接続されます。しかし、IP電話では、IP電話会社のSIPサーバーに接続されることになります。IP電話同士だと、すべてインターネットを介したデータ通信となります。

IP電話は通常の電話回線を敷設するよりもコストを削減することができ、今後普及していくことが予想されています。

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