ちょっとディープな生物の世界

リソソームの役割とは?&リソソームに関わる病気

リソソームとは

リソソームは約70種類の加水分解酵素が含まれている一重膜の小胞です。細胞内で生じた老廃物は小胞に包まれ、この小胞がリソソームの膜と合体(融合)します。すると、加水分解酵素が老廃物を低分子の物質へと分解してくれます。

外敵から細胞を守る

細菌やウィルスが細胞付近に近づいてくると、それらの外敵を取り囲むように細胞膜を展開し、小胞(食胞)を形成します。この小胞とリソソームが融合し、酵素によって分解します。

老朽化した細胞小器官も分解する

外敵だけではなく、老朽化したミトコンドリアや小胞体も同様にリソソームと膜が融合し、分解されます。

加水分解酵素はゴルジ体から供給される

リソソーム内の加水分解酵素も、次第に老朽化していきます。新しい加水分解酵素はゴルジ体からの膜輸送によって供給されます。

分解できないものはどうする?

加水分解酵素によって分解できないものは、そのままリソソーム内で維持されたり、細胞外へ吐き出したりして対応しています。

加水分解酵素が細胞内に放出されてしまうことがある:I-細胞病(I-cell病)

リソソームは優れた分解屋さんですが、I-細胞病(I-cell病)と呼ばれる病気になると、リソソーム内の分解酵素が細胞内に放出され、細胞内の構造が分解されます。その結果。出生時に異常な顔貌、頭蓋顔面異常、関節の可動制限、筋緊張低下などの症状が表れます。

https://www.researchgate.net/

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