ちょっとディープな生物の世界

夜の海を青白く光らせるものの正体「ウミホタル」

ウミホタルとは?

ウミホタルは「ホタル」とついていますが、ホタルの仲間ではありません。ミオドコパ上目 ミオドコピダ目 ウミホタル科ウミホタル属に分類される甲殻類の仲間です。体長は3mmほどと、とても小さいです。

ウミホタルは被嚢類プランクトンと呼ばれる生き物で、この被嚢類プランクトンの仲間にはヒカリボヤとかサルパなどの発光するものがいます。

ウミホタルは皮甲と呼ばれる丸い殻をかぶっています。側面には毛が生えており、この毛を使って泳いだりします。また、ルシフェリン‐ルシフェラーゼ発光によって青白い光を出します。

photo by researchgate.net

ちなみにヤコウチュウとよく間違えられますが、ヤコウチュウは原生生物(単純な単細胞生物)で全く違う生物です。

ウミホタルは発光物質を上唇部から体外に分泌します。

神秘的な光景です。

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