シャカイハタオリとは?
シャカイハタオリ(Philetairus socius) は鳥綱スズメ目ハタオリドリ科シャカイハタオリ属に分類される鳥です。南アフリカのサバンナに生息しています。
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シャカイハタオリの見かけはまんまスズメでとても小さい鳥なのですが、世界最大の巣を作る鳥として知られています。シャカイハタオリは木などに集団巣(コロニー)を形成します。巣は毎年同じ木に新しい巣を形成していくため、年々巨大になり、その幅は10m、重さは1tに達します。
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![](https://manabu-biology.com/wp-content/uploads/2021/06/Philetairus_socius_-Namibia_-nest-8b.jpg)
巣の内部は構造化されており、中心の部屋は保温されており寝ぐらに使用されます。部屋数は100以上あり、それぞれの部屋に1家族が生活し、全ての部屋を合わせて500匹以上のシャカイハタオリが暮らしています。あまりの重さに木がへし折れてしまうこともあるんだそうです。
もうすぐ折れてしまいそう…。
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巣穴のぶつぶつがイイ感じ。