サーバーの基本：VPN（Virtual Private Network）

VPNとは

ネットワーク同士を接続する技術としてVPN（Virtual Private Network）があります。VPNはインターネットを介して仮想的な接続を作り、離れた場所にあるサーバーなどにアクセスすることを可能とさせます。この仮想的な接続をトンネルと呼びます。

VPN構築の方法

具体的な方法としては、VPN接続が可能なVPNルーターを導入し、その機能によってVPNトンネルを構築します。VPNルーターは通信のデータを判別し、離れた場所にあるサーバー（VPNトンネル）と通信するのか、インターネット（プロバイダの回線）と通信するのかを判断し、データを振り分けます。

VPN接続が一般化する前は、仮想的な接続ではなく、実際の光ファイバーを離れた両者で敷設する必要がありました。これは途方もなくコストが高くなるため、インターネットを利用した仮想的な接続を構築するのが主流となりました。