テッポウエビは強力な飛び道具を持つエビ
テッポウエビ( Alpheus brevicristatus )は日本を含む東アジア沿岸海域に生息しているエビです。日本の干潟では種の最大級のテッポウエビが見つかります。
テッポウエビは高速でハサミを閉じることによって、時速100kmもの速さの水の流れを生じさせます。その結果、圧力が下がり局所的に水が沸騰して気泡が生じます(低圧だと低温でも沸騰します)。この現象をキャビテーションと呼びます。
キャビテーション(英: cavitation)は、液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象である。
テッポウエビはキャビテーションの衝撃波を獲物にぶつけることで攻撃します。テッポウエビの片方のハサミが異様に発達しているのはそのためです。
衝撃波を上手に獲物に向けて発射している映像。この必殺技かっこよすぎる。