ヒーラ細胞とは?
1952年、アメリカのジョン・ホプキンズ大学病院でG・ギーがヒトの子宮癌の組織から分離して培養している細胞です。ヒーラさんの細胞なので、ヒーラ細胞と呼んでいます。現在でも培養が続けられ、ウィルスの生産、定量、分析、抗体の分析など様々な研究に使われています。
ヒーラ細胞は癌化しており、染色体数も異常となっています。普通はヒトの染色体数は46本ですが、ヒーラ細胞は71本です。
ヒーラ細胞には寿命がない
ヒーラさん本人は既に死亡していますが、ヒーラ細胞は生きています。ヒーラ細胞は癌細胞であり、細胞が癌化すると細胞分裂の回数に制限が無くなります。これは癌化することによってテロメラーゼが発現し、テロメアを修復するためだと考えられています。