ちょっとディープな生物の世界

古典的条件づけとオペラント条件づけの違いとは?

自発的な行動とそれによって生じる結果を結びつける学習がオペラント条件づけ

photo by oercommons

条件づけ(ある刺激とある結果を結びつける学習)には古典的条件づけとオペラント条件づけがあります。

古典的条件付けはパブロフのイヌで有名なように、飼育者がベルを鳴らしながらエサをあげることにより、イヌがベルの音を聞くだけで唾液を分泌するようになる、といったような条件付けを指します。古典的条件づけでは刺激(ベルの音)は犬の行動(意志)とは全く関係なく与えられます。

一方、オペラント条件づけは、その生物の自発的な行動とそれによって生じる結果を結びつける学習です。例えばマウスがレバーを下げたらエサが出るような装置を準備します。すると、マウスはエサ欲しさにレバーを何度も下げるようになります。マウスの行動と結果が結びついているので、これはオペラント条件付けと言えます。

その生物の行動(中枢神経が働くことによって生じる行動)と結果とが結びついたのがオペラント条件付けだね。

子どもがテストで100点とった時に1万円あげるようにしたら子どもが勉強するようになった、というのはオペラント条件づけ、というような感じだね。

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