ちょっとディープな生物の世界

毎年45万人を殺害する殺人寄生虫「マラリア原虫」

マラリア原虫とは?

マラリア原虫は原生生物(単純な単細胞生物)の一種で、脊椎動物の赤血球に寄生してマラリアを引き起こします。

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マラリア原虫はハマダラカに寄生しており、ハマダラカの唾液腺に集結します。そしてハマダラカがヒトに吸血した際に、ヒトの血管に侵入し肝臓で増殖します。

その後、肝細胞を破裂させて赤血球に侵入し、赤血球内での増殖・破壊を繰り返します。この間、マラリア原虫は無性生殖で増えます。赤血球が破壊されるため貧血が起こり、毒素によって脾臓や肝臓がダメージを負います。

また蚊が血を吸いに来た時に蚊に寄生し、蚊の体内では有性生殖が行われます。つまりヒトは中間宿主ということです。年間2億人が感染し、死者は45万人を超えているそうです。

マラリア原虫が赤血球に入る瞬間の映像です。

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