サルの笑いはいわゆる人間のような笑いではないようですが、コミュニケーションとして嬉しい時にホーホーと声を出して笑ったり、微笑むことがわかったようです。
2009年、英国ポーツマス大学の心理学者マリーナ・ダビラ・ロス氏は、オランウータン、ゴリラ、チンパンジーなどの若い霊長類を対象に、動物くすぐり実験を行なった。結果、それらのサルは笑いを返した。
笑いの進化を研究しているロス氏によると、私たち人類は、今から1000万年から1600万年前に生きていた類人猿と共通の祖先から、笑う能力を継承しているという。
先週、学術誌『PLOS ONE』に掲載された同氏の最新研究ではさらに、発声を伴う笑いかどうかを問わず、チンパンジーが歯を見せて微笑むことが示された。
くすぐられて笑っているチンパンジーの映像です。