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顕微鏡の操作-対物ミクロメーター・接眼ミクロメーターの使い方-

対物ミクロメーター・接眼ミクロメーターとは

対物ミクロメーターは接眼ミクロメーターの長さを測定するために用いられる。メモリは1mmを100等分した間隔(10μm)で刻まれている。

1目盛り = 0.01mm = 10μm

接眼ミクロメーターは接眼レンズ(レンズ手前)にセットする目盛りである。接眼ミクロメーターには等間隔の目盛りが刻まれている。

接眼ミクロメーターの長さを測定する

接眼ミクロメーターの目盛り間は、倍率によって変化するため、接眼ミクロメーターの長さを測定する必要がある。以下の操作方法で測定する。

  1. 接眼ミクロメーターを接眼レンズ内に入れる。
  2. 対物ミクロメーターをステージにセットする。
  3. レンズを覗き、両方の目盛りが並行に重なるようにし、目盛りの一致点を2箇所探す。2箇所の目盛りをそれぞれ読み取り、接眼ミクロメーターの1目盛りの長さを求める。

具体的な操作方法は次の動画を見れば、実際にやったことがなくても想像できるだろう。

接眼ミクロメーター1目盛りの長さは次の計算式で求まる。

例えば、レンズを除くと次のように見えたとしよう。対物ミクロメーターは大きく映っている線であり、接眼ミクロメーターは細かい数字がついた線である。接眼ミクロメーターはレンズの手前にあるため拡大されることはないが、対物ミクロメーターはレンズ越しに見るので拡大される。

http://www.makasaka.net/

接眼ミクロメーターの38と58の2点が対物ミクロメーターの線と重なっており、その間は接眼ミクロメーター20目盛りである。また、対物ミクロメーター6目盛り分(6×10μm)でもある。よって、接眼ミクロメーター一目盛り分は次の式となる。

10μm×6目盛り(対物) / 20目盛り(接眼)= 3μm

試料の大きさの測定

接眼ミクロメーター一目盛り分の長さが分かれば、対物ミクロメーターを除き、試料を観察する。そして、測定する部分の目盛り数を読み、一目盛り分の長さを掛けると試料の大きさを測定することができる。

4 COMMENTS

さとう

ページ中程、接眼ミクロメーターの測定解説で、
対物5目盛
接眼20目盛(38〜58)
だと思いました。

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管理人

大変申し訳ありません;w;誤表記でした。訂正いたしました。

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遠藤

1目盛り = 0.001mm = 10μm ではなく、

1目盛り = 0.01mm = 10μm では?

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管理人

返信が遅くなり大変申し訳ありません。
ご指摘いただきありがとうございました。
1目盛り=0.01mmです。誤植でした。

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