プログラム細胞死とは
発生の過程において、あらかじめ細胞が死ぬようにプログラムされていることをプログラム細胞死と呼ぶ。その種類にはアポトーシスや自食作用がある。
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アポトーシス
アポトーシスでは、核が崩壊してDNAが断片化し、細胞全体も断片化する。
ヒトやニワトリなどの指が発生する際に、指間の細胞がアポトーシスを起こす。
自食作用
自食作用は細胞内のタンパク質や細胞小器官を破壊するシステムである。個体発生過程の他に、細胞の癌化抑制にも役立っている。
アポトーシスとネクローシスの違い
アポトーシスもネクローシスもどちらも細胞死を表現する言葉である意味である。アポトーシスはプログラムされた細胞死で、細胞が凝縮して自ら死んでいく。
一方、ネクローシスとは損傷などによって自己融解のスイッチがオンになり、細胞が死ぬ(いわゆる壊死と呼ばれる)。DNA のランダムな断片化が起こり、細胞が膨潤・破裂し、内容物を放出して周囲の組織に炎症反応を起こす。ネクローシスはプログラムされているわけではなく、外部からのダメージによって引き起こされる。