目的
タマネギの根の先にある根端分裂組織を観察し、体細胞分裂をしている細胞を見つける。
準備
- 試料:水につけておいたタマネギ
- 器具:顕微鏡、柄つき針
- 試薬:酢酸カーミン液、3%塩酸20ml、お湯
実験方法
- タマネギの根の先を5mmぐらいに切る。
- ビーカーに3%塩酸20mlを加え、タマネギの根を入れ、60℃の湯煎で温める。
- タマネギの根をスライドガラスに置き、針の先でよくほぐす。
- 酢酸カーミン一滴を垂らし、5~10分経った後にプレパラートを作成し、観察する。
結論
- 塩酸は細胞壁同士の結合を破壊し、ほぐれやすくするために用いる。
- 植物は体の決まった部位でしか細胞分裂は起こらないため、根端を用いた。運が良ければ染色体が別れている細胞を発見できる。他の分裂組織は茎頂分裂組織と形成層である。