目的
ブタの血液を用いて、血液の凝固反応を観察する。
準備
- 試料:ブタの血液(屠蓄場に頼んでもらう。その際にクエン酸ナトリウム溶液を予め試験管に血液:クエン酸ナトリウム溶液=9:1の割合で準備しておく)
- 器具:試験管等
- 試薬:3%クエン酸ナトリウム溶液、0.03mol/L CaCl2水溶液
実験方法
- クエン酸ナトリウムで処理した血液に、0.03mol/L CaCl2を3ml加える。
- できた血餅を観察する。
結論
クエン酸ナトリウムは血中のカルシウムイオンと反応し、クエン酸カルシウムを形成する。そのため、カルシウムイオンが除去され、血液凝固が進まない。そこに、CaCl2を加えると、血液凝固の反応が起こる。