目的
卵殻を取り除いた卵は、卵白・卵黄が膜で包まれているのを確認できる。この膜は、ある物質は通すが、ある物質は通さないという半透膜の性質を持つことを確認する。
準備
- 試料:鶏の卵2つ
- 器具:ビーカー等
- 試薬:20%酢酸、1mol/l ショ糖
実験方法
- 20%酢酸が入ったビーカーに卵2つを一日入れ、卵殻を溶かす。
- 溶かした後に、表面の水気を拭いて質量を計る。
- 1つの卵は水道水に、1つの卵は1mol/l ショ糖水溶液に浸し、1日置いておく。
- その後、表面の水気を拭いて質量を量る。
結論
蒸留水(低張液)に浸した卵は、水分を吸収し、質量が増加している。ショ糖水溶液(高張液)に浸した卵は、水分が少なくなり、質量が低下している。これは、濃度の異なる溶液が半透膜を境にした時に、浸透と呼ばれる現象が起きたためである。
参考