収縮環とは
動物細胞において、細胞質が分裂する際に形成されるアクチンとミオシンによるリングを収縮環と呼ぶ。収縮環が収縮することによって細胞質が仕切られ、細胞分裂が完了する。
メカニズム
早稲田大学の研究によると、アクチンとミオシンを入れた液摘を作成した所、自動的にリングが形成されたという。リングの収縮はミオシン密度に関係することも判明した。細胞分裂のメカニズムが解明されれば、がん細胞分裂を抑制する方法など医療面で応用することができる。
アクチン、ミオシンとアクチン繊維の束化因子をさまざまな大きさの液滴に封入し、液滴の中でアクチン繊維を重合させると、20マイクロメートル以下の大きさの液滴内ではリングが自己組織化されることを発見しました(図3a)
さらに、アクチン繊維上のミオシン密度が上昇するとリングが自発的に収縮することを発見しました。
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