仮道管と道管の共通点と違い-構造・機能・植物種-

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仮道管も道管も役割は同じ

仮道管・道管どちらも役割は水分の通路であり,体の支持の役割ももつ。どちらも死んだ細胞(死細胞)で構成されているという共通点がある。道管は仮道管の構造が進化したものと考えられている。

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仮道管と道管は構造が異なる

仮道管は細胞同士が縦につながる末端部が斜めに交わっている。

仮道管

https://mirai-wood-archi.at.webry.info/

細胞と細胞の間には下画像のような穴(壁孔)の開いた壁があり、穴を水が通っていく。

http://photosyn.jp/

一方、道管は細胞同士が上下で繋がって細胞内が死滅し、細胞間に壁がない貫通した筒状の構造をしている。

道管

http://www.kokoronet.ne.jp/

植物によって仮道管・道管どちらを使うのかは異なる

仮道管の方がより原始的な通道組織であり、シダ植物や裸子植物では主として用いられる。特に、針葉樹では仮道管だけが水の通路となっている。

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被子植物は主に道管が用いられているが、種や部分によって仮道管も含まれている。センリョウ(下画像)やヤマグルマは道管を欠き、仮道管だけからなる木部を持つ。

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まとめ:道管は仮道管が進化したもの

仮道管と道管を学ぶ上で大切なのは、仮道管の構造から道管へと発展していったという認識であろう。役割としてはどちらも「水の通路」であるが、道管の方が効率よく水が運搬できるような構造となっている。また、それぞれの管を持つ植物種を見てみても、進化の系図と同様に、原始的な植物であるシダ植物・裸子植物が仮道管、被子植物が道管を持っている。つまり、より原始的な水の通路が仮道管、より進んだ水の通路が道管と理解しておけば良いだろう。

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