進化の証拠

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化石に見られる証拠

示準化石と示相化石や、連続的な変化を示す化石中間形化石などが進化の証拠となっている。

示準化石と示相化石

示準化石とは、地層が形成された時代を決める際に基準となる化石である。それぞれの時代にしか存在しなかった生物が示準化石となる。三葉虫は古生代に出現した生物であり、アンモナイトは中生代の生物である。

示相化石とは、その時代の環境を示す化石である。サンゴの化石が発掘されれば温暖な浅いであったことがわかる。

連続的な変化を示す化石

ウマの化石を見てみると、足の蹄が徐々に形成されていったのがわかる。馬は4本指のうち中指が発達して蹄となった。

中間形化石

爬虫類と鳥の中間として始祖鳥が発見された。また、メドローサはシダ植物と裸子植物の中間であり、胞子ではなく種子を形成する。

現存する生物に見られる証拠

生きている化石、相同器官と相似器官、痕跡器官、発生の過程、地理的分布にみられる証拠、分子構造に見られる証拠が進化の証拠となっている。

生きている化石

大昔の生きものの特徴を持つ生物が生存している。シーラカンス、カブトガニ、イチョウ、メタセコイアなどが挙げられる。

相同器官と相似器官

形は異なるが起源が同じである器官を相同器官と呼ぶ。ヒトの手とコウモリの翼や、浮袋と両生類の肺、植物の葉とサボテンのトゲなどが例として挙げられる。

相似器官は起源は異なるが、形や機能が同じである器官を指す。昆虫の翅と鳥の翼、えんどうの巻きひげとキュウリの巻きひげなどが挙げられる。

痕跡器官

退化し殆ど機能は失っているが、痕跡として残っている器官が存在する。尾てい骨や耳動筋、クジラの後ろ足の骨、ヘビの足の骨などが挙げられる。

発生の過程に見られる証拠

発生の初期ではヒトも魚も類似している。このことから「個体発生は系統発生を繰り返す」という発生反復説をヘッケルが唱えた。

鳥類は発生の初期ではアンモニアを排出するが、しだいに尿素、尿酸へと変化していく。

地理的分布に見られる証拠

東アジアと北アメリカに共通の植物が存在していることから、共通の祖先があったのではないかと推測できる。

分子構造に見られる証拠

分子構造やDNAは近縁種であればあるほど類似している。

ヒトとチンパンジーのゲノムを比較すると98%以上が相同で、ほとんど差がない。

では残りの2%足らずの情報の中に、ヒトを特徴づける特別な遺伝子があり、その有無がヒトをチンパンジーとは異なる独自の生物にしているのだろうか。

私の言いたいことはこうである。仮に遺伝子操作によって、チンパンジーのA’遺伝子をヒトのA遺伝子にすげかえても、(そしてこの操作をくまなく繰り返して、DNA文字列上の2%の差をすべて書き換えたとしても)チンパンジーはヒトにはならない。

ではいったい何がヒトをヒトたらしめるのだろうか。それはおそらく遺伝子のスイッチがオン・オフされるタイミングの差ではないか。

http://www.sotokoto.net/jp/essay/?id=44

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