雌雄モザイク(ギナンドモルフ)とは?
生物は通常はオスかメスかのどちらかですが、まれにオスとメスの特徴を半分ずつ持つ個体が現れます。体の中心を境界にして左右の性が異なる雌雄両型を「ギナンドモルフ(雌雄モザイク)」と呼んでいます。
特に有名なのはチョウで、羽を見れば一目瞭然なので見つかる例が多いです。チョウはXO型の性決定をする生き物で、メスはXX、オスはXO(つまりX染色体一本のみ)を持ちます。チョウの子どもがXXを持っていたとして、この個体は将来メスになりますが、発生初期の段階で一方の細胞がX染色体を失うような突然変異が起こると、半分だけがオスになるという現象が現れます。
こちらはオスの個体。
こちらはメスの個体
こちらは雌雄モザイクの個体。左下の羽にメスの特徴があります。
鳥でも雌雄モザイクは起こります。
ザリガニやら何やら色々紹介している動画。