ツェツェバエとは?
ツェツェバエはハエ目(双翅目)ツェツェバエ科に分類されるハエで、アフリカのサハラ砂漠以南に生息しています。成虫のメスは吸血し、アフリカ睡眠病を媒介するので非常に危険視されています。
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ツェツェバエはたった1個の卵をお腹の中で育てます。腹には子宮のような役割をする嚢があり、孵化した幼虫はお腹の中で母親から分泌液をもらい成長します。まるで哺乳類のようです(しかし、幼虫と母体は繋がっていないため胎生とは言えません)。
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9日後には土の上に産み落とされ、すぐに蛹化し、1か月後に羽化して成長になります。寿命は4年ほどなので、幼虫を産み落としたツェツェバエは次の幼虫を育て始めます。
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ハエが幼虫を産み落とす光景はなんだか奇妙ですねぇ
仰向けになって出産するツェツェバエ、応援したくなりますね。
にょろんと生まれてきます。