ちょっとディープな生物の世界

頭が全部複眼に覆われていて、頭がほぼ目になっているヤツ「アタマアブ」

アタマアブとは?

アタマアブ(Pipunculidae)はハエ目(双翅目)アタマアブ科の種の総称です。全世界で約1300種が記録されており、2000種は存在するのではないかと言われています。

photo by wikipedia.org

アタマアブの最大の特徴はその「頭」です。アタマアブの頭は殆どが複眼で覆われています。もはや頭が目そのものです。アタマアブはこの目を使って作物を襲う昆虫(ウンカなど)を探し出し、卵を産み付けます。農家にとっては益虫なんだそうです。

アタマアブは4900万年から5200万年前から地球上に存在しており、化石が発見されています。この頃はちょうど恐竜が絶滅した後の世界で、恐竜の絶滅によって捕食者と被捕食者の新たな関係が始まり、生物の多様性がさらに広がったと考えられています。

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飛びながら交尾しますよ。

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