問1
次の空欄を埋めよ。
1665年に自作の顕微鏡でコルクの切片を観察し、細胞を発見した人物は(A)である。1838年、(B)は動物について、(C)は植物について、「生物の体はすべて細胞からなる」との細胞説を提唱した。
問1解答
A:フック、B:シュワン、C:シュライデン
フックと同時期に微生物を観察した人物として、レーウェンフックがいるので注意。
問2
次の生物のうち、原核生物を全て選べ。
①ゾウリムシ ②アメーバ ③大腸菌 ④酵母 ⑤イシクラゲ ⑥シアノバクテリア
問2解答
③大腸菌、⑤イシクラゲ、⑥シアノバクテリア
イシクラゲ、シアノバクテリアは藍藻類のグループで、原核生物である。酵母は菌類であり、細菌(原核生物)ではない。細菌類と藍藻類が原核生物であると覚えよう。
問3
原核生物の特徴について述べたものにはA、真核生物について述べたものにはB、共通するものにはCで答えよ。
- 染色体の構造を持っている。
- DNAを持っている。
- 葉緑体、ミトコンドリアを持っている。
- 細胞小器官を持っている。
- 細胞膜に包まれている。
問3解答
1:C、2:C、3:B、4:B、5:C
原核生物はヒストンを有していないが、似たようなタンパク質によって、ヌクレオソームのような構造をとるものもあり、核様体と呼ばれる染色体(のようなもの)構造を持っている。
問4
次の問に答えよ。
- 真核細胞のうち、二重の膜構造を持つ細胞小器官の名称を全て答えよ。
- 真核細胞のうち、DNAを含む細胞小器官の名称を全て答えよ。
問4解答
1:ミトコンドリア、葉緑体、核
2:ミトコンドリア、葉緑体、核
ミトコンドリア、葉緑体、核は、それらの細胞小器官が遥か昔に形成されるときに二重膜となった。その過程を理解していくこと。
問5
次の細胞・物質のうち、電子顕微鏡でのみ観察できるものはどれか。
①インフルエンザウィルス、②ゾウリムシ、③ヒトの肝細胞、④大腸菌、⑤タンパク質分子
問5解答
①、⑤
大腸菌(原核生物)ならば光学顕微鏡でも観察可能。ウィルスや、物質などは不可。
問6
次の図は葉の断面を示している。
http://biology1.juniorhighschool-science.net/
- 図にある組織、細胞の中で、葉緑体を含む部位の名称を全て答えよ。
- 表皮細胞の表面には、表皮を構成する細胞がその外側に分泌することで生じる、丈夫な膜がある。その名称は何か。
- 動物の4つの組織の名称を述べよ。
問6解答
1:柵状組織、海綿状組織、孔辺細胞
2:クチクラ
3:上皮組織、結合組織、神経組織、筋組織
植物の場合、表皮細胞には葉緑体はないが、孔辺細胞にはあるので注意。
問7
次の文章の空欄を埋めよ。
無機物から有機物を作り出す生物を(A)と呼び、他の生物が合成した有機物からエネルギーを取り入れて生活する生物を(B)と呼ぶ。また、外界から取り入れた物質から、生命活動に必要な物質を合成する働きを(C)と呼び、体内の複雑な物質がより単純な物質へと分解される働きを(D)と呼ぶ。
問7解答
A:独立栄養生物、B:従属栄養生物、C:同化、D:異化
問8
次の文章の空欄を埋めよ。
ATPとは、アデニンとリボースが結合した(A)という物質に、(B)が3つ結合している。(B)同士の結合は、(C)結合と呼ばれ、高いエネルギーを有している。この結合が加水分解によって離れる時に生じるエネルギーを利用して、様々な生命活動が行われている。また、このように塩基、糖、(B)からなる物質を、総称して(D)と呼ぶ。
問8解答
A:アデノシン、B:リン酸、C:高エネルギーリン酸結合、D:ヌクレオチド
問9
次の文章の空欄を埋めよ。
有機物からエネルギーを取り出す方法には2通りある。酸素を必要とする呼吸と、酸素を必要としない(A)である。エタノールが生じる(A)においては、酸素は必要としないが最終的に二酸化炭素が生じる。呼吸にしても、(A)にしても、取り出されたエネルギーは(B)と呼ばれる物質として生体内で使用される。
問9解答
A:発酵、B:ATP
問10
ミトコンドリアと葉緑体が遥か昔には独立した生物だった証拠となるものを次から選べ。
①分裂して増える ②環状DNAを持っている ③細胞壁を持っている ④代謝に関わる
問10解答
①、②
環状DNAは原核生物が持つそれと構造が等しい。
シュライデンが植物について、シュワンが動物について細胞説を提唱したとセミナーに書いてありますがどっちが正しいのですか?
申し訳ありません;w;誤表記でした。訂正いたしました。