ちょっとディープな生物の世界

【まとめ】顔面におもしろい特徴がありすぎる変なサルまとめ【保存版】

顔のインパクトは大切

社会を形成するサルにとって「顔」はとても大切です。顔には視覚、聴覚、嗅覚、呼吸という生命活動に欠かせない要素が含まれているだけではなく、仲間やメスに対してのアピールをしたり、外敵に対して牽制する際にも、重要な役割を持ちます。

今回は独特な進化を遂げた顔面を持つサルたちをご紹介します。

ヒゲサキ

ヒゲサキは南アメリカ北東部の森林に生息し、種子や果実などを主食としているサルです。頭の毛は真ん中で分かれているという、謎の風貌の持ち主です。この髪型の理由はまだはっきりとはわかっていないようです。

シロガオサキ

こちらのサルもサキ属に属しており、南アメリカで生息しています。オスの顔だけがなぜ白い毛で覆われ、頭頂部はお尻ヘアーになっています。髪型の理由は不明です。

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ハゲウアカリ

ハゲウアカリは南米大陸のアマゾン奥地に住んでいます。顔が真っ赤な理由は、顔についている脂肪がほとんどなく、毛細血管が浮き出ている為なんだそうです。他のサルよりも表情に富んでおり、表情を使ってのコミュニケーションに優れています。

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マンドリル

マンドリルのオスは赤色の鼻・青色の頬との超ド派手な色彩の顔を持っています。実はオスの尻は紫、陰茎が赤色であり、顔の配色と一致しています。そのため、オスの性的な魅力をアピールするために、顔の色が生殖器と同じになったのではないとの説もあります。他には、単に夜に目立つから派手な色になったとの考えもあります。

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キンシコウ

中国に生息する絶滅危惧種のサルです。小さな上向きの鼻(豚鼻)が特徴です。種小名roxellanaも、鼻が上向きだったとされるスレイマン1世の後宮ロクセラーナに由来しています。

画像だとわかりづらいですが、動画でみるとかなり面白い顔をしています。

クロザル

クロザルはインドネシアに生息するサルです。1日の大半を摂食とコミュニケーションに費します。歯を見せ、笑顔にも見える表情をすることで、相手に対して敵意がないことを示します。その顔はまさに人間そのものです。

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アカアシドゥクラングール

その体色のカラフルさから「世界一美しいサル」との異名も持つサルです。東南アジアに生息しています。顔面は小綺麗なおじいちゃんといった感じです。

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足にはおしゃれな赤毛が生えていて、靴下を履いているかのようです。

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レスラ

2007年に学術的な意味で新たに発見されたサルです。現地のコンゴ民主共和国ではもちろん古くから認識されており、Lesulaと呼ばれていました。人生を諦めたかのような哀愁漂う表情が特徴です。

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メガネザル

東南アジアに生息するサルです。夜行性で暗闇でもよく見えるように眼球が巨大化しています。しかしその分、眼球が動かせなくなり、首を動かして視野を変えています。また目が良すぎるため、昼間は光が強すぎて何も見えていないのではないかと考えられています。

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テングザル

ボルネオ島に生息するサルです。オスだけが巨大な鼻を持っており、年々大きくなります。大きな鼻を持っている方がメスへの性的アピールになるとの説があり、性選択によって獲得された特徴であると考えられています。

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ちなみに子どものテングザルは普通の鼻です。

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オラウータン

オラウータンのオスの顔のヒダヒダはフランジと呼ばれます。実はフランジは全てのオスが持っているわけではありません。オラウータンは他の個体との戦いに勝つと、男性ホルモンが分泌され、フランジが成長します。強い個体ほど大きなフランジを持ち、その地域のボスとなります。

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個人的なツボはやっぱりヒゲサキのモッコリヘアーですね。

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