ハクサンカメバヒキオコシの葉には特徴的な切れ込みがあります。この切れ込みはオトシブミかの攻撃から身を守るためにあると考えられています。
オトシブミは葉を切り落として卵を産卵する昆虫です。オトシブミは葉を丁寧に丸めこんでから卵を産みます。卵を産みつける前にオトシブミは「踏査」と呼ばれる葉を調べる行動を行います。ハクサンカメバヒキオコシは切れ込みがあるために不完全な葉だと勘違いされ、オトシブミの産卵の対象にはならないのです。
切れ込みがある分、光合成する面積が小さくなるデメリットもあるけどオトシブミから身を守られるメリットもあるんだね!