種子と胞子の違い
種子は卵と精細胞(精子)が受精した受精卵(2n)が成熟したものである。そのため、種子内の胚の核相は2nである。
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一方、胞子は減数分裂した後に作られるものでまだ受精していない。そのため核相はnである。胞子(n)が成長して配偶体(n)となり、そこで造卵器と造精器が形成されて卵(n)と精子(n)が作られ、受精し受精卵(2n)となる。受精卵は成長し胞子体(2n)となる。下画像は胞子のうに包まれた胞子(spore)である。
種子・胞子を作る植物
植物には大きく分けて3つの種類がある。それらは、コケ植物、シダ植物、種子植物である。種子植物は裸子植物と被子植物にさらに分けることができる。それらが種子・胞子どちらを作るかは以下の通りである。
- コケ植物:胞子で増える
- シダ植物:胞子で増える
- 種子植物:種子で増える
昔は種子を作るシダ植物もいた
シダ種子植物はシダの形態に非常に似ているが種子をつけていたと考えられている。約2億5千万年前のデボン紀後期から栄えて白亜紀に絶滅した。シダ植物と裸子植物の中間の生物と言える。