食物連鎖とは
捕食者と被食者の繋がりを食物連鎖と呼ぶ。食物連鎖は生産者から始まり、一次消費者、二次消費者…と続いていく。
生産者からではなく、生物の死骸から始まる(分解者から始まる)食物連鎖は腐食連鎖と呼ぶ。また、実際には多くの生物の補食関係が複雑にからみあっている。そのような食物連鎖を食物網と呼ぶ(下画像)。
栄養段階
栄養段階とは生態系内の生物を栄養分の摂り方によって三段階に分けたものである。無機物から有機物を合成する生産者、生産者を捕食する消費者、生産者や消費者の死体・排出物を分解する分解者の三段階に大別できる。
キーストーン種
食物連鎖にあって、比較的少ない生物量ながらも他の生物に大きな影響を与える生物種をキーストーン種(キーストーン捕食者)と呼ぶ。 例として北太平洋沿岸のラッコが挙げられる。1990年代にラッコの減少に伴い、その餌となっていたウニの個体数が増加した。ウニがジャイアントケルプの仮根を食い荒らしたため、ジャイアントケルプの海中林が破壊され、生物群集に影響が出た。
生態ピラミッド
生産者を最も底辺として、栄養段階順に生態系内の生物を並べていったものを生態ピラミッドと呼ぶ。高次消費者になればなるほど、個体数が少なくなるので、ピラミッド型になる。生態ピラミッドは、個体数のピラミッド、生物量(生物種の重さ)のピラミッド、エネルギー量(生物種が保有しているエネルギー)のピラミッドの3つが作られる。個体数・生物量のピラミッドにおいては、ピラミッド型にならない場合もある。
こんにちは。
NHK高校講座を見ていたら、「食物連鎖」に関連して、「食物網(しょくもつもう)」という用語が紹介されていました。
実際の「食う、食われる」の関係は、単純な「鎖状」ではなく、複雑な「網状」である、ということだそうです。
>やり直し学習中さん
いつもありがとうございます・w・
「食物網」のワードを追加しました!
またよろしくお願いいたします。