ちょっとディープな生物の世界

光合成色素の分離(クロマトグラフィ)

クロマトグラフィ

物質の極性、溶解度の違い、大きさ、吸着力、質量、疎水性などの違いを利用して溶媒に溶かした物質を分離する方法をクロマトグラフィと呼ぶ。  紙繊維を利用して、溶媒に溶かした物質を分離する方法をペーパークロマトグラフィと呼ぶ。

クロマトグラフィ

実験方法

試料を細かく切り、抽出溶液(メタノールとアセトン)を少量加えて、すりばちですり潰す。
細いガラス管で抽出溶液を取り、濾紙に染みこませる。
濾紙の下を展開液(トルエン)に 浸し、上昇するのを待つ。

実験結果

ペーパークロマトグラフィでは光合成色素は原点から遠い順に、カロテン、キサントフィル、クロロフィルa、クロロフィルbに並ぶ。

Rf値

クロマトグラフィで展開した後、原点から溶媒の先端までの距離、試料の移動した距離との比をRf値と呼ぶ。Rf値は物質によって固有の値をとるため、大体の内容物が判明している場合、どの物質であるかを断定することができる。Rf値は次の式で求める。

Rf値 = 原点から試料中央までの距離 / 原点から溶媒前線までの距離

Rf

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