ジベレリン
植物ホルモンの一種で、休眠打破、伸長成長、果実の形成を促進する。
休眠打破
ジベレリンは、アブシシン酸(休眠・生長抑制・気孔閉)の働きを抑制する。そのため、休眠状態から種子を起こし、発芽を促進する。詳しくはこちらのページで解説。
伸長成長-オーキシンとの共同作用-
ジベレリンはオーキシンと共同作用し、細胞の伸長成長(縦の成長)を促進させる働きがある。
- 細胞壁のセルロースが、ジベレリンの働きによって横方向に合成される。
- オーキシンの働きによってセルロース繊維のつながりが緩み、縦方向の力に弱くなる。
- 細胞が水を吸収すると、細胞が縦方向に成長(伸長成長)する。